長崎県佐世保市の女性がNTTグループや個人情報保護委員会をかたる男らからの電話での話を信じ込み、有料サイトの未払い料金名目で現金や電子マネー合わせておよそ40万円を騙し取られました。
被害にあったのは佐世保市内に住む会社員の女性(40代)です。
警察によりますと、5日、女性の携帯電話にNTTグループの「イケザキ」を名乗る男から「1年前に契約した『チェック』という有料サイトの月額使用料が1年間未払いになっています」「使用料は1万4千円くらいですが、民事訴訟の手続が発生しているので、遅延補償金、弁護士費用を合わせて29万3千円になっています」「誤登録だと認められたら95%は返金されます」などと電話がありました。
女性はこの話を信じ込み、男が指定した個人名義の口座に現金29万3千円を振り込みました。
その後、個人情報保護委員会の「ウエノコウイチ」を名乗る男から電話があり、「他のサイトにも登録しており、それぞれの代金の支払いをしなければいけない」と言われたため、女性はコンビニエンスストアで10万円相当の電子マネーを購入し、そのID番号を相手に伝え、電子マネーの利用権を騙し取られました。
女性が個人情報保護委員会に問い合わせたところ、男らの話がウソだったことが分かり警察に被害を届け出ました。
警察が詐欺事件として捜査するとともに、「電話などで金や電子マネーでの支払いの話をされたら詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけています。








