おととしの長崎県知事選挙の際に大石賢吾知事の後援会が県議の後援会から借り入れていた286万円を巡って、県議会は5日 知事にこの件について問いただす全員協議会を開いています。

大石知事はおととしの知事選挙直前に県議の後援会から借り入れた286万円について県議会で政治倫理上の問題を指摘され、政治資金収支報告書の記載を8月2日に「貸付」から「寄付」に変更しました。5日に開かれた県議会の全員協議会で知事は、当初 収支報告書に286万円を「貸付」と記載した経緯を説明しました。

大石賢吾長崎県知事「私としては違法ではないにしても疑念を招くようなお金であれば本意ではありませんので返金すべきと考え、県議とも相談の上で286万円全額の返金の手続きを行いました」


また、この286万円が長崎県内の医療法人などから自民党の政党支部などを通して知事の後援会に渡った迂回献金と指摘されている点については。


大石賢吾長崎県知事「医療法人に対して自民党支部への寄付の協力を依頼したものであって、私の講演会に資金移動がなされることを意図したものではないとのことでございました。これを踏まえておよそ迂回献金であるという批判はあたらないと考えております」