エアコンも4台設置 しかし最後の時は迫っていた
さらに快適な暮らしに向けての準備は続いた。
4月18日~19日にかけて今度は電気関係の業者に依頼し、住んでいた長崎市内の住居からエアコン4台を”新たな住居”へと付け替えた。家具や家電は順次自分で運び込み、男の住み替えは進んで行った。
しかし”新たな住居”での生活は突如終わりを迎える。
4月25日、管理する不動産会社の社員が空き家を訪れ、充電中の電気自動車を発見。男が暮らし始めておよそ1か月後のことだった。
犯行発覚につながったのは、不動産会社の見回りだった。
空き家物件が全国的に増加している今、今回の事件は定期的な見回りの必要性を示しているとも言える。
次回の公判では証人尋問などが予定されている。