この年末年始で「家庭ごみ」がたくさん出たという人もいるのではないでしょうか。この「家庭ごみ」をめぐって、東京23区でも有料化の検討が進みつつあります。

日々の暮らしの中で欠かすことのできない「ごみ出し」。東京23区では現在、「家庭ごみ」は無料で回収されていますが、実は今、「有料化」の検討が進みつつあるのです。

東京23区に住む人
「(有料化に)反対です。税金も払ってるので、そこのところは無償であってほしい」
「私はけっこう賛成。お金がかかるといえば、皆さん、むやみに捨てたりはしないのかな」

有料化検討の背景には一体何があるのでしょうか。

現在、「家庭ごみ」は無料で回収される東京23区。実は都内でも、23区以外の39の自治体のうち、30の市と町では、すでに「家庭ごみの有料化」が実施されています。

そのひとつ、武蔵村山市では、指定のごみ袋を10枚セットで販売しています。家庭ごみ1リットルにつき2円と計算し、40リットルのごみ袋で1セット800円。これを購入することで“ごみの処分料金”を支払うのです。

全国に目を向けると、65%あまりの自治体が「家庭ごみの有料化」を実施する中、きょう、東京都の小池知事は…

東京都 小池百合子 知事
「『区は(有料化が)まだだったんですか』という声がむしろ多いところ。都民の行動変容を促している」

家庭ごみを有料化した場合、東京都ではなく、ごみの処理を行う市区町村の収入となります。それでも小池知事が「家庭ごみの有料化」に言及する背景には、差し迫った事情が。

「ごみの最終処分場」の問題です。現在、東京23区が使用できる最終処分場は2つありますが、都によると、あと50年ほどで満杯に。東京湾には新たな埋立処分場をつくるスペースも残っていないといいます。

“ごみの減量を促す切り札”が、家庭ごみの有料化だというのです。効果について、街で聞くと…

「(有料化しても)減らないと思います」
「なるべく少なく、あまりお金かからないようにごみを捨てようと努力はすると思う」

きょう、小池知事は既に有料化した自治体では、ごみの発生抑制に大きな効果が出ていると説明しています。