タンス預金の旧紙幣はどうしたら?詐欺に注意を!!

【平】新紙幣発行後も、現在のお札は使えます。詐欺には注意が必要です。

日銀 黒住長崎支店長:
「“古いお札は使えなくなるから回収しに行きます”っていうような電話等があったら詐欺です。そういうことは決してありませんので、注意していただければと思います」

【平】現在使用できる紙幣は、22種類あります。例えば、聖徳太子の1万円札、伊藤博文の千円札、岩倉具視の500円札や板垣退助の100円札も使えます。古いものでは、明治18年発行の大黒天の1円札も使用できます。

詳しくは、日本銀行や財務省のホームページに掲載されていますので、ご覧いただきたいと思います。いずれにしても「古いお札が使えなくなる」といった話には、絶対にだまされないようにしてください。

根強い「お札」需要“新紙幣”対応の現状は?

【平】グラフは「年度ごとのお札の発行高」つまり「世の中に出回っているお札の合計額」です。キャッシュレス化が進む中でも紙幣の発行高は年々増加しており、2004年に発行が開始された現在のお札の発行高は昨年度、当初の約1.6倍でした。お札の需要が根強いことを示しています。

県内6カ所でセルフガソリンスタンドを運営しているフジオカは、来月の新紙幣発行を前に、ことし3月から4月にかけて、約30台の自動精算機を新紙幣対応機種に入れ替えました。

フジオカセルフ城山SS 中村洋輔所長:
「1SSあたり約200万弱コストがかかっていまして、会社全体では約1,000万ほどかかっております。ハイブリッド車、電気自動車が普及している中で、ガソリンの販売数量も減少していますので、このコストっていうのはかなり大きなダメージになっています。」

キャッシュレス化は進んできてはいるものの、利用者の《約6割が現金払い》だと言います。

中村洋輔所長:
「現金をまだご利用される方も多数おられますので、新紙幣ですね、もう全て対応ができるように整ってますので、安心してお客様がご利用できるかと思いますので」