7月3日に発行が始まる「新紙幣」。2004年以来約20年ぶりの新紙幣発行です。新紙幣になる理由、触って・透かして・見てわかる最新技術、さらに改刷での大切な注意事項を日本銀行に聞きました。
【住吉光アナウンサー(以下:住)】長崎の暮らし経済ウイークリーオピニオン。今週も平家達史NBC論説委員(以下:平)とお伝えします。
【平】今回のテーマは「新紙幣 発行へ」です。
【住】来月3日に、新しいお札がいよいよ発行されますね。
【平】新紙幣発行は、2004年以来およそ20年ぶりです。

まず変わるのは金額表記。これまで漢数字で書かれていた金額は外国人にも分かりやすいユニバーサルデザインとしてアラビア数字に代わります。

肖像も変わります。一万円札は福沢諭吉から渋沢栄一に。渋沢栄一は、日本初の銀行である第一国立銀行をはじめ約500もの企業の設立などに関わった人で「近代日本経済の父」と称されています。

五千円札は津田梅子。日本で最初の女子留学生の1人で、近代的な女子高等教育に尽力しました。

千円札は北里柴三郎。破傷風血清療法を確立し、伝染病研究所などを創立しました。