《人との違い》《個性》を認め合う

パリオリンピックが近づくにつれ関心も高まっているのか、3年前のオープン当初20人ほどだったダンススタジオの生徒数は、現在、約70人に増えました。

岩永さんの指導:
「そう!いいじゃん!そうそうそうそう。今の感じをもう一回。そうそうそうそう!」

子ども:「ヘッドスピンって頭で回るやつ、あれ気持ちいいし、なんか嬉しい」

子ども:「世界で優勝したい」

子ども:「(先生は)負けたけど“ここは良かったよ”とか(言ってくれる)頑張りたくなる」

岩永さん指導:「じゃ、正解のかたちを覚えるね」

目指すのは、生徒それぞれが《人との違い》を《個性》と捉え、踊りの中で存分に発揮し、それを認め合える“ブレイキン”です。

岩永さん:
「これが正解っていうのを教えるんですけど…でも、その子たちそれぞれから出てきた個性みたいなものを間違いとして指摘するんではなくて、その動きもいいよねーってことで認めてあげて、いつか(その個性も)出してほしい。《みんな違ってみんないい》っていうのが一目でわかるようになっていったらいいなと思います」

『人と違うことはコンプレックスではなく魅力にできる』自身の経験とブレイキンを通じて岩永さんが伝えたいメッセージです。