読書の秋ということで、読書事情についてです。
いまスマホやタブレットでも読める電子書籍の普及が進んでいますが、宮崎県内にある図書館も大きな転換期を迎えているようです。
(読書は紙派?電子書籍派?)
「紙です。紙の方が世界観に入りやすい読んでて感動しやすいです」
「漫画とかは(電子書籍で)読んだりするけど小説とかそういうのは(電子書籍では)読まないです」
「ペーパーレスっていうのがいいんでしょうけどね、やっぱり馴染みは紙の方がありますね」
「紙派です。ネットだと読みにくい」
「デジタル。読みやすいスライドとかしていけば簡単なのでネット、スマホで」「本を読んでいる感じがして紙の方が好きです」
街の人からは、「紙」の本に愛着があるという意見が多く聞かれたが、電子書籍の普及に伴って県内の公立図書館では新たな取り組みが始まっている。
延岡市では今月3日「のべおか電子図書館」がオープン


(延岡市立図書館・工藤靖治 館長)「開館時間に図書館利用が困難な方、例えばビジネスマンの方とかですね、あと子育て介護をしていらっしゃる方とか、図書館を利用していただこうということで電子図書館というのを今回、サービス提供したところでございます」

「のべおか電子図書館」は、市立図書館の利用カードとパスワードを取得すれば、24時間いつでもインターネットで電子書籍を借りて読むことができるというもの。

延岡市内に在住か通勤通学している人が利用でき、1028タイトルを読むことができるほか、一部、読み上げ機能もついている。
こうした電子図書館は、コロナ禍をきっかけに広がり電子出版制作・流通協議会によると、先月1日現在で44都道府県のあわせて520の自治体が導入している。こうした状況を専門家は・・
(専修大学文学部・植村八潮教授(出版学))「出版業界全体の売上の中で電子書籍は3割を超えている。図書館がですね。電子書籍をおかないってのはそもそもそれはおかしな話ですよね。そういう意味ではですね、むしろ遅れてたんじゃないかなと思ってるくらいです」
