北海道インターハイは、8日から柔道競技が始まり、男子の団体戦に延岡学園が登場しました。
現地から、スポーツ担当・大田愛理リポーターの報告です。
(大田愛理リポーター)
「少し曇り空の広がる札幌市街地。きょうから柔道競技がスタートしました」
柔道男子団体戦に登場したのは、9年連続出場の延岡学園。
初戦の相手は、山形の新庄東です。
まずは先鋒戦、延岡学園は6月の九州大会を制した甲斐が登場。
練習を強化していたという寝技を決め、一本勝ちを収めます。
続く次鋒戦を引き分けとし、迎えた中堅戦には栁本が登場。
自分より体格の大きな相手に最初は苦戦しますが、残り50秒で技ありを奪い、勝利!
続く副将戦・大将戦も一本勝ちを収め、1回戦を突破します。
続く2回戦も順調に勝ち進んだ延岡学園。
迎えた3回戦の相手は第1回大会から72年連続で出場している強豪、奈良の天理です。
まずは先鋒戦、流れを引き寄せたい甲斐は序盤から仕掛けます。
開始わずか25秒、内股で一本勝ち!
しかし、続く次鋒戦、2年の佐藤が残り10秒で内股を取られてしまいます。
同点で迎えた中堅戦は栁本が僅差で勝ち、延岡学園はあと1勝すれば勝利。
副将戦に登場した工藤は、序盤、相手と互角の戦いを繰り広げます。
そして、試合の残り時間がわずかとなったところで、得意の大外刈りを決めた工藤。
延岡学園は去年の3回戦敗退のリベンジを果たし、ベスト8進出です。
(延岡学園 先鋒・甲斐大詩選手・3年)
「去年も出て悔しい思いをしたので、今回は絶対優勝する気持ちできたのでよかった。あしたも3年生が中心となって絶対に一本を取って帰ってこれるような柔道をしたい」
(延岡学園 副将・工藤悠祐選手・3年)
「大将は1年生だったので、なんとしてでも自分が一本を取って楽をさせてあげようという気持ちで臨んだ。延岡学園というチームで戦うのが団体は(インターハイが)最後なので、1戦1戦悔いが残らないようにみんなで勝ち上がっていきたい」