北海道インターハイのテニス競技、男子シングルス決勝では、団体戦でも快進撃をみせた佐土原の選手による同校対決となりました。
現地からスポーツ担当・大田愛理リポーターの報告です。
(大田愛理リポーター)
「テニスはきょうが最終日。団体戦で悔しい思いをした佐土原、個人戦できょうは勝つしかない!」
男子シングルスには、佐土原の大岐優斗と宮里琉星がそれぞれ準決勝に登場しました。
まずは3年でエースの大岐。
立ち上がりから持ち味のサーブでポイントを奪います。
さらに相手の逆をつく力強いショットなど、大岐は、その後も安定した試合運びをみせ、ゲームカウント8対1で決勝へ駒を進めます。
一方、隣のコート、2年の宮里も序盤から試合を優位に進めます。
しかし、徐々に相手に差を縮められ、タイブレークにもつれ込む接戦に。
ここで宮里は着実にポイントを重ね、接戦を制します。
これで、決勝戦はなんと、テニス競技で29年ぶりの同校対決となります。
試合は序盤、大岐が得意のフォアで次々とポイントを重ねていきます。
なんとか食らいつきたい宮里(みやざと)もリターンエースなどで反撃しますが、
なかなか流れを掴めず、大岐が1セット目を奪います。
続く第2セットも大岐の勢いは止まりません。
終始、主導権を握った大岐。悲願のインターハイ初優勝を果たしました。
(佐土原 大岐優斗選手・3年)
「優勝目指してやってきたのでとてもうれしい。ある程度手の内はわかった中での試合だったので、その中で自分でどうやったら勝てるか、しっかり考えて臨めたのでよかった」
(佐土原 宮里琉星選手・2年)
「やっぱり(大岐選手は)すごいと思った。年上とか関係なしに絶対優勝しようと思った。これからもしっかり練習して次は優勝できるように頑張りたい」
また、大岐は、その後、ダブルス決勝にも出場。2年の浅田と息の合ったプレーをみせます。
タイブレークにもつれ込みましたが、大岐・浅田ペアは惜しくも敗退。
しかし、県勢初の準優勝に輝きました。