5日に行われたサッカーJ3の南九州ダービー、テゲバジャーロ宮崎が鹿児島ユナイテッドFCとのライバル対決を制し、地元サポーターを沸かせました。

(渕 雅顕 記者)
「現在、リーグ15位と苦戦が続いているテゲバジャーロ。ライバルへの勝利で勢いをつけられるか。負けられない戦いだけにサポーターの熱気も伝わってきます」

ユニリーバスタジアムで行われた、テゲバジャーロ宮崎 対 鹿児島ユナイテッドFCの試合。
スタジアムには、およそ2400人のサポーターが詰めかけました。

(テゲバサポーター)
「1人1人の声で鹿児島サポーターを上回れれば。鹿児島だけには負けられません」(子ども)
「ばんがれ(がんばれ)テゲバ」
「勝つぞ!テゲバ!」

ホームでライバルに勝ちたいテゲバジャーロ。

試合開始3分後、永田からのクロスに石津があわせ、ゴール。

先手をとったテゲバジャーロは、その後も追加点を狙いますが、得点には至らず、1点リードで前半を折り返します。

同点に追いつかれたテゲバジャーロは、後半25分、ボールを受けた山崎が左足を振りぬき、2点目。

これで勢いに乗ったテゲバは、後半45分にも、下澤の豪快なミドルで、3点目を追加します。

しかし、ライバルの鹿児島もこのままでは終わりません。
後半アディショナルタイムに猛攻をしかけ、1点を返します。

その後、サポーターの応援を背にテゲバジャーロは粘り強く守り、激戦を制しました。

(テゲバサポーター)
「もう最高っす!やっぱダービーに勝つって気持ちがいい」
「声がかれたそれだけ応援しつくした。テゲバ最高!」

(テゲバジャーロ宮崎 松田 浩 監督)
「隣県ダービーということで、サポーターの思いも背負っての試合となったところで、勝ちで終えたのは、本当にほっとしているし、うれしい」

前回の南九州ダービーでは3対1から追いつかれて同点で終わったのですが、今回、勝ち切れたことは、テゲバジャーロ宮崎にとって大きい勝利となりました。

次節は、今月12日、ホームでギラヴァンツ北九州と対戦します。