台風6号は現在のところ今週半ばにかけて九州を縦断する予想となっています。

気象台では宮崎県内はきょうの昼過ぎから土砂災害に警戒するよう呼びかけています。

台風6号はきょう午前10時には徳之島の東にあって、ゆっくりとした速さで東へ進んでいると見られています。

台風が予報円の中心付近を進みますと、宮崎県では早い所であす昼過ぎに風速15メートル以上の強風域に入る見込みで、あさって午後には25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

また、沿岸では、きょうはうねりを伴ってしける所があり、あすからは大しけとなる見込みです。

宮崎県内は台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっていて、あすにかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。

九州南部では、あす午前中にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

台風は今後日本の南の海上で勢力を強めて北上し、8日以降九州南部にかなり接近するおそれがあります。

県内では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、気象台では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。