宮崎県内は、23日、ようやく梅雨明けし、いよいよ夏本番ですが、そうした中、宮崎市で行われた涼しい祭りの話題をお伝えします。

宮崎市では、江戸時代から続く「水かけ地蔵尊祭り」が4年ぶりに行われました。

(下川祥子記者)
「きのう梅雨明けした県内、宮崎市の中村地区では、暑さも吹き飛ぶお祭りが行われています」

宮崎市中村地区に伝わる「水かけ地蔵尊祭り」。

およそ150年前に大淀川に流れついたお地蔵さまを地元の人が引き上げ、宮崎市の善栖(ぜんせい)寺に祭ったのが始まりといわれていて、お地蔵さまに水をかけて、子どもの健康や火や水の災いを招かないよう願う祭りです。

4年ぶりの開催となった24日は、およそ170人が参加。お地蔵さまを乗せた山車がまちを練り歩くと、沿道の住民などがホースやバケツを使って勢いよく水をかけてきます。

(水をかけた女性)「ストレス解消になりました」

また、沿道にいる大人も・・・

(下川記者)「すごい水かけられてましたけど、いかがでしたか?」
(水かけられる沿道の人たち)「きゃあー!!!」

そして、取材に伺った記者も・・・(下川記者、水をかけられる)

(参加した園児)
「楽しかった」
「ちょっと冷たかった」
(参加した小学生の兄弟)
「気持ちよくて夏なので楽しいです」
「なんかもう涼しくて来てよかった(Q.また参加したいですか)はい!元気満々!」

(水かけ地蔵尊祭り奉賛会青年部 中原浩二副会長)
「4年ぶりに、子どもたちも待ちに待った祭りということで、大人も興奮しています。この祭りがずっと伝統のあるお祭りなので楽しんでいただいて、ずっと大人になってからも、また、このお祭りに参加してもらいたいなと思っています」

子どもも大人もびしょ濡れになりながら、久しぶりの祭りを楽しんでいました。