動物園のロバなんですが、最近、「靴下」をはいているようなんです。

寒くてくつ下をはいているなら分かりますが、この暑さの中でなぜ、ロバが、靴下をはいているのでしょうか。そこには動物園ならではの「夏対策」があるようです。

(下川祥子記者)「照りつける太陽の下、動物園の動物たちも暑さを我慢できないのかひなたではなく日陰に集まっています」

3連休最終日の17日も暑い一日となった県内。

宮崎市のフェニックス自然動物園では、暑さで動物たちも、この様子。

そんな中、動物たちが快適に過ごせるようにある工夫が・・・

(宮崎市フェニックス自然動物園・竹田正人園長)「実はあそこに扇風機を吊り下げているんですけど」

暑さが苦手なモルモットの部屋などには扇風機を設置。

心地よい風に吹かれて気持ちよく眠りにつきそうなモルモットの姿も・・・

(宮崎市フェニックス自然動物園・竹田正人園長)「結構暑い夏にだらっとすることあるんですけども風が動いてますから結構普段の夏よりも動きがいいですね」

このほか、檻の中で過ごすマンドリルやチンパンジー、それにヤギには日よけが作られ、動物たちも日陰でゆっくり過ごしていました。

そして、動物園での「夏対策」で注目を集めていたのは・・・

こちらのロバ。

なんと、靴下をはいているんです。

5月から9月ごろにかけて動物の血を吸う「サシバエ」という虫が増加。

動きがゆっくりなロバの足が被害を受けないように、靴下で対策がとられているのです。

「なんかちょっとかわいい」
「なんで(靴下を)はいてるのかなとは思ったんですけどかわいいです」「はいてるところ見たことなかったから面白い」「おしゃれでいいんじゃないですか」

(宮崎市フェニックス自然動物園・竹田正人園長)「夏の対策といってもいろんなものがありますたとえば日陰とかあるいは水を与えるとか、有害昆虫から守ってやるとか独特の夏の風物詩になるわけでそこらへんを見ながら普段と違う様子を見てもらえたらなと思います」

動物たちも「夏対策」をして、お客さんの来園を待っています。