宮崎県都城市の中学校で発覚した使途不明金問題について、市は、調査の結果、使途不明金の総額はおよそ1800万円に上ると発表しました。

この問題は、今年1月、都城市の小松原中学校で通帳の紛失や使途不明金が発覚したもので、元PTA職員の女が詐欺などの疑いでこれまでに3回逮捕され、起訴されています。

こうした中、市は全容把握に向け調査を実施。
その結果、当初、1200万円以上と公表していた使途不明金の総額はおよそ1800万円に上ると、13日、発表しました。

使途不明金のうち、PTAの会計に関するものがおよそ820万円と最も多く、この中には、170世帯の保護者の口座から不正に引き落とされたおよそ340万円も含まれているということです。

市は、12日、保護者説明会を開いていて、今月21日から随時、返金の手続きを実施することにしています。