全国初の介護職種の外国人技能実習生として2018年に来日し、現在、延岡市で働いている中国人女性に注目します。
簡雪梅さん、このほど、介護福祉士の国家試験に合格しました。仕事に勉強にと日々奮闘する簡さんに今後の目標を聞きました。
グループホームで認知症の入居者を担当
延岡市北川町にあるグループホーム「ひまわり」。
高齢者と一緒に歌を歌っているのは、中国、江西省出身の簡雪梅さん(51歳)。
ここで、認知症の入居者を担当しています。

(簡雪梅さん)
「コミュニケーションの時、うまくできて、入居者様も私の話すことは分かっています、これはうれしい。私の話すことは分かります」
(入居者)
「優しく丁寧にしていただいて、ありがとうございます」
2018年 介護職種の外国人技能実習生「第1号」として来日
父親が脳梗塞で倒れたことをきっかけに介護の道へ入った簡さん。
「介護の技術を高めたい」と2018年に介護職種の外国人技能実習生「第1号」として来日し、この施設などを運営するメープルウェルフェアーサービスに入社しました。

(簡雪梅さん:2018年当時)
「介護の知識と技術のために頑張ります」
2020年 日本語能力検定「N2」合格
その言葉通り、努力を続けてきた簡さん。
特に日本語の習得が高い壁となりましたが、おととしには日本語能力試験で上から2番目のレベル、「N2」に合格しました。
(簡雪梅さん)
「外国人にとってカタカナが覚えにくい、読みもにくいです。あと、文章を見て理解するのに時間がかかります」
