いじめは心の痛みも
そして、いじめは体の痛みだけではなく心の痛みも伴います。
試合を終え、代表のアステカさんは子どもたちにこう語りかけました。

(プロレスリング華☆激 アステカさん)
「僕らは鍛えてこのリングに上がっています。だけど、やっぱり大きなレスラー2人にやられると、すごい体も痛いし、心も負けそうになります。友達がいじめられているのを見たら助けてあげてください。いいですか」



アステカさんの思いは子どもたちにも届いたようです。
(子供)
「いじめている人がいたら(やめるよう)説得します」
「いじめることはその人を傷つけることになるので、こういうことがあったら止めたいと思います」


(保護者)
「すごくいいことだと思います。息子にも(レスラーは)訓練をしているからできるんだよというのをさっきからずっと言っていたところです」
「(子供たちは)どんだけ叩いたら痛いのかとかわかんないと思うんですよね。そういう意味では、プロレスを通してどれだけ痛いのか、人を傷つけるかというのを学ぶのはすごく重要かなと思います」


(高城プロレス デビル観音さん)
「本当に胸を叩いたりとかして痛かったりとか、そういうので伝えるという、我々ではできない表現とかされるので、一つの大会で出来たというのはすごくうれしかった」

プロレスを通していじめのない社会を
痛みを知ることで人にやさしくなれる。
アステカさんはプロレスを通していじめのない社会を目指します。
(プロレスリング華☆激 アステカさん)
「今の子どもたちはネット社会にいるので、生身の痛みや心の痛みがちょっと分からない子が多いので、こういう形で伝わったのであれば、すごい嬉しいと思う。それで子どもたちの未来というか、笑顔を守っていきたいと思っています」


※MRTテレビ「Check!」5月16日(火)放送分から