ウナギをめぐっては心配なことがあります。
養殖ウナギは、川などで捕まえた稚魚、いわゆる「シラスウナギ」を養殖して生産されていますが、その「シラスウナギ」の採捕量が激減しています。

宮崎県内でどれだけシラスウナギがとれたかを示すデータです。以前と比べて、ここ10年ほどかなり減っていることが分かります。

なぜ、シラスウナギはとれなくなっているのか、その原因を探りました。
40年ぶりの不漁
今月、宮崎市で開かれたウナギに関する講演会。
そこに集まった漁協の組合長にシラスウナギについて聞いてみると…
(余瀬飯谷漁協 黒木敏治組合長)「最近はほとんどとれません」
(小丸川漁協 前田和則組合長)「40年ぶりの不漁という感じで」
(富島河川漁協 甲斐勝康組合長)「1日に私が1匹しかとれない晩もあった」



なぜ、シラスウナギがとれないのか。取材班は、現状を知るため、ある人物を訪ねた。
宮崎市の白潟 治さん。
シラスウナギ漁の許可者がおよそ200人と県内で最も多い宮崎内水面漁協の組合長だ。
