もうすぐバレンタインデー、宮崎県内でもデパートやスーパーに売り場ができています。
この時期はいろいろな商品がたくさん並んでワクワクしますが、今回はフェアトレードチョコレートに注目します。
フェアトレードとは、途上国の原料や製品を適正な価格で購入することで、生産者の生活改善と自立を目指す貿易のしくみのことです。
チョコレートの原料のカカオは、ほとんどがアフリカで生産されていますから、そういった人たちの支援に繋がるわけです。

宮崎県内でもフェアトレードのチョコレートを扱う店舗が増えています。現状を取材しました。
割高にもかかわらず 近年、人気が高まっている
宮崎市のPURA・VIDA霧島店。こちらで扱っているチョコレートおよそ40点のうち、30点がフェアトレード商品です。
途上国の原料や製品を適正な価格で購入することで、生産者の生活改善と自立を目指すフェアトレードチョコ。
ほかの商品に比べて割高にもかかわらず、近年、人気が高まっているといいます。


(PURA・VIDA霧島店 吉田明日香さん)
「こういったチョコレートを買うことでそういった国の方々を助けることになるんだったら、募金をするのとはまた違うと思うんですけれども、生活を支えてあげたいという気持ちでチョコレートを選ぶのもいいんじゃないかと思います」

宮崎に縁の深いチョコレート 希少な品種を使った瓶詰のチョコレート
商品の中に宮崎に縁の深いチョコレートを見つけました。
南米・エクアドルでフェアトレード商品を手がける串間市の会社「スローウォーターカフェ」の製品です。

特に人気なのは、世界のカカオ生産量の2%しか存在しないとも言われる「アリバ種」という希少な品種を使った瓶詰のチョコレート。
中には、食用ほおずきを使ったものもあります。

(PURA・VIDA霧島店 吉田明日香さん)
「ほおずきが抗酸化作用の豊富なビタミンA・B・Cが入っているのと、食物繊維も入ってて、鉄分も豊富なので、美容にすごくいいチョコレートです」


このように、フェアトレード商品は、原材料にこだわったものも多く、それも人気の理由の1つになっています。
(PURA・VIDA霧島店 吉田明日香さん)
「こだわりがある方に渡しやすいチョコレートだったりとか、いつもと違う特別なチョコレートを贈る上で選ばれる方が多いですね」
