MRTテレビ「Check!」で日常生活での疑問や不安などを調べていく「Che
ck!調査班」。今回は、歩車分離式の信号機について考えます。

この信号機は、歩行者と車の動きを完全に分けることで、車と歩行者の事故を減らそう
と、設置が始まりました。
しかし、宮崎市のある交差点では歩行者の信号無視が続発していました。その実態とは。

2002年のモデル運用では大きな効果

交差点で、歩行者が渡りきるのを待っている車。
発進した瞬間。間一髪、歩行者が車ギリギリのところを走っていった。

こうした交差点を横断する歩行者と車との交通事故を防止するために全国的に整備が進められてきたのが歩車分離式の信号機だ。

警察庁は、2002年1月から半年間、全国100の交差点でモデル運用を実施した。

(宮崎県警察本部交通部 大塚智樹交通管制官)
「(モデル運用の)この結果、交通人身事故の発生件数が約4割減少し、そのうち人対車、
これの事故発生は約7割も減少するというなど、安全面で大きな効果が得られました」

1時間で歩行者18人が赤信号で横断

車の通行と歩行者の横断が交わらないように、青信号のタイミングを完全に分離した歩車分離式信号機。

県内にも76か所設置されているが、実際、事故防止に効果は出ているのだろうか。

(垣内沙耶記者)
「こちらの交差点は、あちらに見えます若草通りにつながる広島通りと、アミュプラザみやざきにつながる『あみーろーど』の、丁度、間にある交差点です。そして、ここには、歩車分離式の信号機が設置されています」

アミュプラザみやざきの開業に伴い、利用者が増えたこの交差点。調査班は、先週土曜日の午後、ここで1時間、利用者の実態を調査した。すると・・・

(垣内沙耶記者)
「スーツの男性、赤で渡っています。左右を確認して、そのまま渡りました」

さらに・・・

(垣内沙耶記者)
「男性、一歩前に出ました。そして、一歩下がりました」

車の信号が青に変わったのにつられて前に踏み出してしまう男性。
よく見ると、この男性だけではなく、信号待ちしている人全員が一歩前に出ている。

さらにこんな一幕も…

(垣内沙耶記者)
「(赤信号で)渡りそうになった男性、(連れの女性から)引き止められました」

信号が青の間に渡り切らない人も後を絶たなかった。

(垣内沙耶記者)「走っている、走っている。でも、間に合ってないですね」

1時間の調査で赤信号で渡った人は18人、青信号の間に渡り切らなかった人は6人だった。