まだ残暑が続いていますが、年末に向けた「おせち商戦」が早くも始まっています。
予約受付を前倒しする動きが広がる一方、原材料の高騰などで販売を見送る店も出ています。
宮崎県内のおせち事情を取材しました。
(玉岡克希記者)
「ホテルのロビーには、早くもおせちのディスプレイが設置されています」
宮崎市の宮崎観光ホテルでは、おせちの予約の受付を毎年10月から始めていましたが、今年は1か月早め、今月から開始しました。
(宮崎観光ホテル営業推進部 嶋田真寿美副部長)
「インターネット上には、本当にたくさんの(おせちの)選択肢があふれていていますので、そういった中、ホテルのおせちをいち早く知っていただいて、じっくり検討していただけるように、1か月前倒しの9月1日から一般発売を致しました」
宮崎観光ホテルが、今年、販売するおせちは3種類。
中でも、30年以上愛され続けている「福寿」は、価格は4万2000円と高級志向ながら一番人気で、今月7日時点でおよそ140件の注文が入っているということです。
(宮崎観光ホテル営業推進部 嶋田真寿美副部長)
「価格が2極化していると言われていまして、やはり4万2千円三段でというと、ちょっと高級なおせちになるのかなと思っているのですが、一つ一つ意味を込めて、手間暇かけて作ったお料理を楽しんでいただけたらと思っています」
一方で、おせちの販売をやめた店も…
宮崎市の飲食店「美食 あじ咲く」は、創業以来100食限定でおせちを販売していましたが、今年は見送ることにしました。
背景にあるのは、食材費の高騰です。
さらに、ナフサ不足の影響で、重箱の価格が高騰したことも追い打ちをかけ、販売の断念を余儀なくされました。
(美食 あじ咲く 林田達弥さん)
「苦渋の決断ではあるのですが、今まで買っていただいたお客様には大変申し訳ないのですけど、(おせちの販売を)中止となりました」
それでも、店では、おせちに代わる新たな試みとして、チキン南蛮やレタス巻きなど、およそ15種類のおかずが入ったオードブルを販売することにしました。
(美食 あじ咲く 林田達弥さん)
「(おせちの販売中止を)残念だという言葉を(SNSの)コメントなどでいっぱい頂いております。ですが、今年は新たな挑みとして、オードブルをおせちという形で提供したいと思うので、ぜひ、楽しんでいただければと思います」
物価高など時代の変化を受け、多様化するおせち商戦。正月の風物詩にも、変化の波が押し寄せています。







