宮崎県日向市東郷町では、一般のドライバーが自家用車を使って人を送迎する「公共ライドシェア」の試験運用が始まり、13日、出発式がありました。

日向市東郷町で13日から試験運用が始まったのは、公共ライドシェアサービス「meemo日向」です。

13日は、日向市東郷総合支所で出発式があり、西村賢市長が「住民と路線バスや市民バスまでをつなぐ結節点をつくっていきたい」とあいさつしました。

公共ライドシェアサービス「meemo日向」は、東京に本社がある社会インフラ事業大手の「オムロンソーシアルソリューションズ」が運行・管理するアプリやコールセンターを通じて、ドライバーと乗客をマッチングさせる仕組みです。

試験運行の実施エリアは東郷地域全域で、一般ドライバーは自家用車を使って無料で利用者を目的地まで送り届けます。

(ライドシェアのドライバー)
「出歩く人が多くなるのではないか。家に引きこもってばっかりいないで、道の駅とかに来たりする回数が増えると思う」

ライドシェアの試験運用は今月23日までで、市は、ドライバーや利用者のヒアリングを行い、次年度以降、事業を定着できるかどうか見極めたいとしています。

【参考】
日向市東郷町では、高齢化が進み、自家用車を持たず移動手段がない住民が多いという課題があります。

加えて、東郷町の公共交通は、路線バスや市民バスを中心に運行されていますが、運行日やダイヤに制約があり、住民の移動手段を確保できないいわゆる「交通空白」が課題となっていました。

そうした課題の解決につなげようと試験運用が始まった「公共ライドシェア」ですが、まだ全国でも導入事例は少なく、九州では熊本県山鹿市で導入されているということです。

日向市東郷町での試験運行期間の登録モニターは、現在、ドライバーが10人、利用者が25人。
利用者の多くは、移動手段が確保できていない後期高齢者だということです。