ICカード乗車券を宮崎県内で使えるのは一部の駅に限られていますが、来月17日から使用できる駅が拡大されることになりました。
(廣末圭治記者)
「観光地・青島の最寄り駅、青島駅です。こちらでも列車の利用がよりスムーズになるICカード乗車券が利用できるようになります」
JR九州のICカード乗車券「SUGOCA」。
現在、県内では宮崎駅や宮崎空港駅など、日豊本線と宮崎空港線の12の駅で導入されていますが、来年1月17日から新たに7つの駅に導入され、利用できる駅が拡大されます。
今回、新たに利用できるようになる青島駅。
県外からの旅行客に切符を使っての乗り降りについて聞いてみると…
(大阪からの旅行客)
「今乗ってきた列車が乗車券を取るのが初めてで分からなくて、降りるのが改札機じゃないので、分からなくて難しかった」
そして、ICカード乗車券が利用できるようになることを伝えると…
(大阪からの旅行客2人組)
「いつもICカードとかに慣れていたので(切符の)システムとかが分かりづらかったから、そういう面では来る難易度がちょっと下がるのかなと思う」
青島駅と同じく来月17日からICカード乗車券が導入される木花駅。
普段は落ち着いた雰囲気ですが…
おととし行われた侍ジャパン宮崎キャンプでは、会場のサンマリンスタジアムから最も近いということもあり、混雑しました。
また、今回、テゲバジャーロ宮崎やヴィアマテラス宮崎のホームスタジアムの最寄り駅、日向新富駅にもICカード乗車券が導入されます。
今回の導入による経費およそ3億5000万円は、宮崎市と県、それに、新富町が負担するということです。
(宮崎県総合交通課 有村龍也さん)
「さらなるスポーツの観光客や、キャンプなどの受け入れ態勢の強化や、観光の皆様に周遊する機会を増やすことができればと思う」
ICカード乗車券のエリア拡大により、観光やスポーツ観戦での利便性向上と列車のさらなる利用促進が期待されます。







