宮崎空港を利用する外国人観光客などの交通利便性の向上を図ろうと、空港と宮崎駅とを結ぶ快速バス「エアポートライナー」の運行が1日から始まりました。

(廣末圭治記者)
「きょうから運行が始まるエアポートライナーです。宮崎らしいデザインが施されています」

県の補助を受けて宮崎交通が1日から運行をスタートした「エアポートライナー」。運行ダイヤは、主に国際線の発着時刻に合わせて設定されています。

また、停留所も、旅行客が利用するホテルが集中する橘通りや、買い物に便利な宮交シティに限定されていて、通常の路線バスよりも駅と空港の時間をおよそ5分短縮できるということです。

(宮崎交通バス業務部 國分嘉高さん)
「今までよりも所要時間が短く運行できるので、なるべく待ち時間少なく運行して、お客様の旅が快適になることを期待している」

エアポートライナーは乗車予約は必要なく、運賃は通常の路線バスと同じで、1日4本から6本運行します。

【参考】
エアポートライナーの特長は、宮崎らしいデザインの中に韓国語や中国語で「歓迎」と書かれていたり、行先を表示する「方向幕」が英語で表示されていたりするほか、車内の音声アナウンスも英語→日本語の順に流れるとのこと。

車両の購入などを補助した県によりますと、外国からの旅行者は個人旅行が増えていて、エアポートライナーで空港からのアクセスを向上させてインバウンドをはじめとする旅行者のさらなる誘客につなげたいとしています。

インバウンドについては、宮崎とソウルを結ぶ国際定期便が、来年1月1日から3月28日までの間、現在の週3往復から7往復に増便して、毎日運航されることが決まっています。