従来の健康保険証はすべて1日で有効期限が切れ、2日から「マイナ保険証」に切り替わります。
こうした中、宮崎市役所の窓口は多くの市民で混雑しています。

こちらは、1日午前11時前の宮崎市役所。マイナンバーカードの手続きのために、多くの市民が訪れています。

(市民)
「2日からもう使えんと。前のが。ということだったので、慌てて来た」

こちらの親子は、2日からの「マイナ保険証」移行前にマイナンバーカードを作成するため、窓口を訪れていました。

宮崎市によりますと、国民健康保険加入者の「マイナ保険証」登録率は74.9%で、2割以上がマイナ保険証への移行が済んでいません。

これまでの健康保険証は1日までで有効期限切れ。
今後はマイナ保険証での受診が基本となり、マイナ保険証を持っていない人は、「資格確認書」の提示が必要になります。

しかし、窓口混雑の理由は、マイナ保険証への移行だけではありません。
マイナンバー制度が始まって10年目、また、マイナポイント第1弾でカードを作成した人が5年目の更新時期を迎えるため、来庁者が殺到しているのです。

1日の窓口は、30人から40人待ち。市は来月にピークを迎えると予想しています。

(宮崎市マイナンバーカード推進課 鍛治園由美課長)
「電話問い合わせ等も多くなっていますし、さらに、来客者も多くなっていますので、時間に余裕を持ってお越しいただくようにお願いいたします」

マイナ保険証への対応とカードの更新時期を迎えていないか、確認する必要がありそうです。

マイナ保険証を持っていない人は、「資格確認書」を提示すれば保険診療が受けられます。

宮崎市では、現在、申請からカードができあがるまでに1か月半かかるということです。