宮崎県日向市の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザの疑いのあるニワトリが確認されました。
県内の養鶏場で鳥インフルエンザの疑いが確認されるのは今シーズン初めてで、この養鶏場では合わせて4万8000羽を飼育しているということです。
午後5時から開かれた対策本部会議で、県は、21日昼前、日向市の養鶏場で死んだニワトリが増えていると通報があり、簡易検査を実施したところ、鳥インフルエンザの陽性が確認されたと発表しました。
この農場では、4つの鶏舎であわせておよそ4万8000羽を飼育していて、遺伝子検査の結果は22日朝に判明する見通しです。
高病原性の疑似患畜と判定されれば、県内では、今シーズン初めての養鶏場での鳥インフルエンザ発生となります。
対策本部会議にオンラインで参加した河野知事は、鳥インフルエンザが発生した場合、速やかに対応し防疫措置を徹底するよう呼びかけました。
(宮崎県 河野俊嗣知事)
「死亡野鳥の確認状況も踏まえると、県内にウイルスがいたるところに運ばれているという緊張感を持って、最終防衛ラインとして、対策を進めていきたいと考えている」
県は遺伝子検査の結果が判明するまで、周辺農場にも移動の自粛を要請しています。







