18人の児童・生徒が通う島野浦学園にも
そして、取材を進めるとイノシシによる被害も明らかになってきた。
(中島シマ枝さん)
「向こうの果物もめくりあげられている。(Q.めくりあげられる?)掘り上げてるのよ」

島で家庭菜園を行っている中島シマ枝さんは花や野菜を植えて育てていたが、イノシシが土を掘り上げるなどして、現在は、手入れが追いついていない状況だ。

(中島シマ枝さん)
「(Q.ネットをかけているが効果ない?)めくり上げられるのよ。こちらにキウイを植えているが、あそこのところから(イノシシが)出たり入ったりして、キウイを立てているのをひっくり返したりして…」

また、トマトやナスなどを育てている清本友一郎さんの畑もイノシシに荒らされる被害にあっている。
(清本友一郎さん)
「そこの石垣を崩してしまって、すごい掘っているんですよね。畑を作ってもだめなんです」


さらに、イノシシは18人の児童・生徒が通う島野浦学園にも出没しているという。
(島野浦学園 河野義和教頭)
「電気の柵を付けているが、それを嫌がらずに夜、中に入ってきて暴れまわっているような形跡が多々見られる」

学校は去年から敷地内に電気柵を設けているが、イノシシは、ほぼ毎日、柵を超えて侵入しているという。

卒業生が植えた記念の桜の木も支柱から倒れかかっている。
(島野浦学園 河野義和教頭)
「子どもたちにも暗くなる前に帰宅するように声かけしているし、今後、子どもたちや地域の方に被害が出ないといいなと」











