宮崎県川南町は、水源となっている一部の井戸から人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物の一種、PFOSとPFOAが国の指針値を上回って検出されたと発表しました。

川南町によりますと、今年8月に実施した水質検査で鵜戸ノ本浄水場の水源となっている第2水源地の井戸の一つで国が定める指針値を上回る1リットルあたり66ナノグラムのPFOSとPFOAが検出されました。

これを受け、川南町は、第2水源地から半径1キロ以内の3つの井戸の水質検査を9月、独自に実施したところ、そのうち、一つの井戸で国の指針値を上回る1リットルあたり72ナノグラムが検出されました。

この検査結果を受け、川南町は、指針値を上回った井戸の水を使用しないよう、井戸の管理者に直ちに指導したということです。

川南町は、宮崎県と連携し、今後の水質検査の実施を検討していくとしています。