宮崎県の新しい漁業調査船「みやざき丸」が完成し、6日、関係者にお披露目されました。
船には最新の技術が備わっていて漁業の振興に期待が寄せられています。

「みやざき丸」は、カツオやマグロの資源調査を行う県の漁業調査船で、今回、6代目となる新しい船が完成しました。

新しい「みやざき丸」は、全長およそ44メートル、建造費は、およそ19億円となっています。

(税田奈緒子記者)
「この船では研究室があるのが大きな特徴です。ここで海水の調査などができます」

船内には2か所の研究室が設けられ、海水から魚のDNAを抽出して、どんな魚がいるかをわずか数時間で確認することができます。

また、魚の群れを探知する最新の機器などを備えていて、県内の漁業振興につながることが期待されます。

(宮崎県水産試験場 西府稔也場長)
「いま、漁業界が厳しいので、いまこそ『みやざき丸』が県がしっかりサポートしていく時期と思っているので、気持ちを込めてしっかりと働かせていただきたい」

「みやざき丸」は、来年1月、正式に稼働することになっています。