野生馬の生息地、宮崎県串間市の「都井岬」では、地元の高校生を対象に野生馬ガイド育成を目的にした養成講座が開かれました。
都井岬に生息する野生馬は「御崎馬」と呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。
9日、現地で開かれた野生馬ガイド養成講座には、福島高校で観光ビジネスについて学んでいる3年生12人が参加。
生徒たちは、都井岬の野生馬ガイドから岬に咲く季節の草花について説明を受けたり、森の中で休憩する野生馬の姿を観察するなどしました。
(ガイド)
「多様な環境があって、時期や体調によって、馬たちが過ごしやすい場所を自由にチョイスできる」
(生徒)
「都井に住んでいるが、都井岬に来る機会はあまりなく、草花や馬が住みやすい環境があるということを知って勉強になった」
「野生馬が減っていかないように、もっと都井岬のことをいっぱい知ってほしい」
現在、都井岬では2人の野生馬ガイドが案内を行っていて、関係者は講座を通じて今後のガイドの人材確保につなげていきたいとしています。