課題は山積 当事者と地域がともに考えていくことが大切

ただ、施設でこのような準備をしていたとしても、災害時に障害者がここまでたどり着けるのか、また、介助者が来ることができるのか、課題は山積しているといいます。

(YAH!DOみやざき 吉冨愛実さん)
「災害が起きて、みんな(事務所に)来られるわけでもないので、そこが課題。介助者が来られなかった時とか、地域の人と助け合い、ここに一緒に入ってもらってというようなふうにできたらいいのかなと思う」

災害時に障害者をどのようにサポートするのか。当事者と地域がともに考えていくことが大切です。

災害が発生した時、障害者とサポートする人は、まず、どのように避難するのか、そして、避難した先でどのように生活するのか、さまざまな課題があります。

意見交換会では「介助者も同じく被災している立場のため、そこをどう折り合いをつけるのかが大切」などの意見が聞かれました。

「YAH!DOみやざき」の永山昌彦理事は「発災時の問題、避難時の問題、復興時の問題がある。ひとつひとつ検証していきたい」と話していました。

災害が発生する前に障害者が何が必要なのか、周りの人は何ができるのかを事前に考えておくことが大切です。

※MRTテレビ「Check!」9月24日(水)放送分から