広い事務所を作って いざという時は寝泊りできるように

この意見交換会に参加した吉冨愛実さん。
吉冨さんが勤める「YAH!DO(やっど)みやざき」は、障害者の自立を支援する施設です。

(YAH!DOみやざき 吉冨愛実さん)
「去年でしたっけ、地震があったの。(自宅の)エレベーターが上がらない、止まった。一日、この事務所に泊まることができた」

通常は、障害者のカウンセリングや自立支援プログラムを行っているこの施設。
災害時には、利用者や介助者、そして、その家族が、避難する建物として活用できるようにしています。

(YAH!DOみやざき 永山昌彦理事)
「一番大きな問題は、地域の避難所になかなか重度の障害のある人たちが行けないだろうというところがあって、そういう人たちが暮らせるようにということで、広い事務所を作って、いざという時は寝泊りできるようにというふうに作っている」

水道が止まった時のためにもともとあった井戸を残し、トイレ用の水として使用。

また、食料や生活用品など、およそ30人が3日間ほど生活できるよう備蓄品を備えています。

(YAH!DOみやざき 新坂真子さん)
「賞味期限とかも見られるようにはしていて、近くなったらみんなで食べたりとかする」