滋賀国スポを前に。今回は上位進出の期待がかかるアーチェリー成年男子宮崎県代表に注目します。

心技体すべてが揃ったうえで10点が当たった時の爽快感

2年後の宮崎国スポに向けて整備された専用のアーチェリー場がある延岡星雲高校。

ここで練習に励んでいるのは、滋賀国スポに臨む成年男子の3人です。

延岡星雲の教諭を務める田口惣一朗選手は、2022年のナショナルチームメンバーに選ばれたトップアスリート。
おととし、宮崎県の競技力向上を目的に熊本県から赴任してきました。

(延岡星雲高校教諭 田口惣一朗選手)
「風があったりとか環境が常に変化する競技だが、そこに柔軟に対応できるのが私の強み」

石井佑汰選手も、去年3月、東京から宮崎に移住。
県スポーツ振興課に勤務しながら延岡星雲などで指導を行っています。

(宮崎県スポーツ振興課 石井佑汰選手)
「心技体すべてが揃ったうえで、10点が当たった時の爽快感というのが他のどのスポーツにもない」

そして、こちらは延岡星雲高校出身で、現在、長崎の大学に通っている川崎凌助選手。

高校時代にアーチェリーを始め、2022年には四国インターハイにも出場。
大学進学後も競技を続け、メキメキと実力をつけてきました。

(長崎国際大学3年 川崎凌助選手)
「これに選ばれるために練習しているというのが大きいので、選んでもらえたのは努力が報われ嬉しい」

九州国スポでは3人全員が630点以上を記録

70メートル先の的をサイトという小さなスコープを覗いて狙い、72射で合計得点を競うアーチェリー。
得点は中心が10点で中心から離れると点は低くなります。

先月、長崎で行われた九州国スポでは、3人全員が630点以上を記録し、断トツの成績で代表枠を勝ち取りました。

強さの秘密を聞いてみると?

(延岡星雲高校教諭 田口惣一朗さん)
「やっぱりチームとして国スポ優勝目指す『心意気』が3人ともそろっているのが原動力」

(長崎国際大学3年 川崎凌助さん)
「先生方2人の存在も大きいし、チームとして楽しく試合に臨めているのが強み」

県代表として国スポに出場する先生や先輩に対し、高校生たちは…

(延岡星雲高校アーチェリー部 甲斐 丞 主将・2年)
「自分が出せる全力を出し切って、悔いの残らない試合にしてもらいたい」
(延岡星雲高校アーチェリー部 中西凛桜さん・2年)
「1位になってほしいです」

ベスト4を目指して メダルマッチに絡んでいきたい

上位進出の期待がかかる成年男子アーチェリー。
選手たちは本番に向けて意気込んでいます。

(延岡星雲高校教諭 田口惣一朗さん)
「ベスト4を目指して、メダルマッチに絡んでいきたい」

滋賀国スポは、28日に総合開会式が行われ、アーチェリーは来月5日から試合が行われます。

※MRTテレビ「Check!」9月24日(水)放送分から