地元小学生や在日米軍の兵士も参列 追悼とともに平和を祈念

慰霊登山を終え、その日の午後開かれた平和祈念祭。
工藤さんやシャノンさんのほか、地元の小学生や在日アメリカ軍の兵士も参列し、亡くなった人たちを追悼するとともに、世界の平和を祈りました。


石碑に刻まれた副機長・ジョーン・コーンウェルさんの名前を見つめながら、シャノンさんは静かに思いをはせます。
(シャノン・グリーンウッドさん)
「この平和の日々の中で、戦争がどれだけひどいものだったのか、忘れることはとても簡単だと思います。私たちのほとんどは、戦争の時代を知りません。戦争の記憶は失われていくので、私たちは平和への思いをしっかり守っていかなければならない」


(工藤 寛 さん)
「遺族にとっては戦争がこれで終わりだというのはないのかなと思います。それは、戦勝国であろうが敗戦国であろうが、戦争の延長線上で、亡くなった方に対する思いは一緒だと思います。勝っても負けても関係ないと思います」


国境を超えた平和を願う心を、後世へつないでいく活動が続いています。
【参考】
・工藤さんがアメリカ兵の遺族に会うのは、シャノンさんで4家族目
・工藤さんは墜落で亡くなった12人の遺族全員を招待したいと思っている

※MRTテレビ「Check!」9月2日(火)放送分から