15日、終戦から80年を迎えました。
宮崎県内各地で戦没者への祈りが捧げられ、人々が平和と向き合いました。
宮崎市の県立図書館では、被爆者による講演会が開かれました。
県によりますと、県内の被爆者は今年3月時点で218人、平均年齢は88.24歳。
講演会では、いずれも長崎市で被爆した宮崎市の児玉節男さん(85歳)と都城市の坂元浪男さん(95歳)が自身の経験を語りまた。
このうち、児玉さんは、原爆が投下された後、避難した防空壕の中で、やけどをした多くの人が体の痛みを訴えていたものの、何もしてあげることができなかったと話しました。
(児玉節男さん)
「戦争をこれからもさせてはいけない、核兵器は絶対に使わせてはいけない、持たせてはいけない」
(傍聴した人は)
「国と国の争いで、人が奪われることは絶対にしてはいけないと思う」
「辛いことを話してくださる方々も少なくなっていく中で、私たち高校生が次の世代のみんなに伝えていくことが大切だと改めて感じました」