SNSを使う方も多いと思いますが、最近「なりすまし」のアカウントが多く確認され、問題になっています。
「なりすまし」のアカウントを確認した場合の対処法などについて、警察に取材しました。
こちらは、先月、見つかった宮崎県観光協会の公式インスタグラムを装った偽アカウント。
本物のプロフィールや写真をそのまま流用し、ユーザーネームを一部だけ変更しています。
県観光協会は「偽アカウントからフォローされた場合はブロックし、フォローの承認やURLのクリック、情報入力はしないように」と注意を呼びかけています。
こうした「なりすまし」は、都城市の池田宜永市長や参議院議員の山内佳菜子氏のSNSでも確認されています。
さらに、MRTアナウンサーの公式SNSでも…
「無料で投資の勉強や株のおすすめ情報を提供しています」
こちらは、インスタグラムのダイレクトメッセージ。
送り主は清水玲アナウンサーの公式インスタグラムを装った偽アカウントです。
同様に、ほかのアナウンサーのアカウントでも「なりすまし」が発生し、投資や株について、LINEグループに勧誘するメッセージが複数確認されています。
「なりすまし」について、SNSをよく使う世代の人たちは…
(街の人)
「友達が一回乗っ取られたみたいなのはあった。本人に直接『これ合ってる?』と聞いた」
「友達が(なりすまし被害に)遭ったりしている。(見た目は)ほぼ一緒だけど、文章が少し違ったりした」
なぜ、なりすましのアカウントが横行しているのでしょうか?
警察によりますと、金銭をだまし取る詐欺、それに、アカウント本人やフォロワーの個人情報を盗むフィッシングなどが考えられるということです。
(宮崎県警察本部生活安全部 本田敏郎統括官)
「有名人や著名人からDM(ダイレクトメッセージ)が来た場合は、一番いいのは関わらない。送られてきたメッセージにあるリンクから違うサイトに飛ばないということ」
警察は、著名人による無料の投資セミナーや、「必ずもうかる」などの甘いことばには注意してほしいと呼びかけています。
警察によりますと、県内の先月末までのSNS型投資詐欺の認知件数は22件、被害総額は2億4800万円余りで、こうしたなりすましアカウントが詐欺の入り口になっているとみられます。
MRTテレビ「Check!」の偽アカウントも確認されています。
MRTの番組及びMRTアナウンサーが投資話を持ちかけることは一切ありません。そのようなメッセージが来ても返信しないようにしてください。
※MRTテレビ「Check!」8月13日(水)放送分から