読谷山前市長が病気療養のため任期途中で辞職したことに伴う宮崎県延岡市長選挙は、20日、投票が行われ、元延岡市職員の三浦久知氏が初当選を果たしました。

新人3人が立候補した延岡市長選挙は、元市職員の三浦久知氏が元県議会議員の後藤哲朗氏に36票差の僅差で初当選を果たしました。

一夜明けた21日、三浦氏には当選証書が手渡されました。

(延岡市長選で初当選 三浦久知氏)
「若いということで、実際に2人の子どもを育てているし、そういったところで、現役世代の皆さま、ご高齢の方からも共感をいただいた部分だったと思っている」

三浦氏はまず、公約に掲げた市役所内に「こども未来部」を設置することや、地域商社の設立による経済の活性化などに取り組みたいとしています。

(延岡市長選で初当選 三浦久知氏)
「延岡に住んでよかった、生まれてよかった。そういった希望が持てるまちにしたい。そしてそのためには、市民の皆さまと市役所行政、議会、こういった方々が同じ目線で共感しながら進んでいくことが大事だと思っている」

三浦氏は、22日、延岡市役所に初登庁し、市長就任式に臨みます。

三浦久知氏の経歴やプロフィールを紹介します。


三浦氏は日向市出身の42歳で、二児の父です。
早稲田大学大学院を修了後、県職員を経て2013年に延岡市役所に入庁しました。

また、去年、延岡市の離島、島野浦島で地元漁師たちとともにNPO法人を設立し、観光案内所の設置やイベント開催に携わるなど活性化に力を入れていました。

延岡市長としてどんな手腕を見せるのか注目されます。