不登校の子どもたちの受け皿の一つ「フリースクール」


こうした中、子どもたちの受け皿の一つとなっているのが、フリースクールだ。

ここは、今年4月に開設された宮崎市のフリースクール。現在、88人が登録していて、毎日20人程度が利用している。


(フリースクールに通う子供)
「学校が怖いというか、友達関係がちょっと不安だった。」

こう話す小学校高学年の女の子は、ここに通い始めて、半年余りが経った。

「先生たちもいろいろ教えてくれて友達同士で教えあったりできるから勉強も楽しい」


看護師などの医療従事者がサポートしているこのフリースクール。
子どもたちは、個別活動や集団活動を通して、人との付き合いやコミュニケーションスキルを身に着けている。


(フリースクールを運営する・みよしクリニック 三好良英院長)
「もちろん学校、不登校という中で学校に戻ることももちろんすごく大事なんですけども、学校だけじゃない、どう社会とこれから交流できるのか、実際人と交流する楽しさとか喜びとかですね。あるいは、何か新しい目標、新しい何か、目指したいものというものを見つけて、それを応援できる場所というふうに考えています」


2人のきょうだいが相次いで不登校となったAさん。
その子どもたちも、このフリースクールに通いはじめ、「居場所」を見つけられたという。

(Aさん)
「子供たちがすごく明るくなって、お姉ちゃんも段々段々朝がちゃんと起きれるようになって、弟の方もですね、本当もうここに来るのを楽しみにしていて、私もいろんな心の余裕ができて子供に対する声かけも、そして私もすごく笑えるようになった」