霧島連山の新燃岳は、29日も噴火が継続しているとみられ、気象台は引き続き、火口から3キロの範囲では警戒を呼び掛けています。

気象台によりますと27日に確認された新燃岳の噴火は29日も継続していているとみられていて、噴煙は最高で1600メートルまで上がったということです。

新燃岳では、火山性地震が多い状態が続いていて、29日午後4時までに29回確認されています。

また、地下の熱水やマグマの動きを示すとされる火山性微動も継続して観測されています。

気象台は、火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石などに警戒を、また、爆発による空振で窓ガラスが割れるなどの被害が出るおそれもあるとして、注意を呼びかけています。