雷への備えについて考えます。
夏の時期に発生しやすいとされる雷ですが、少し離れた場所に落ちても家電や設備などが壊れるおそれがあります。雷の対策を取材しました。
見えないところからやってきて、状況が把握できない状態での損傷
宮崎県国富町にある太陽光発電施設。
こちらでは2021年、落雷により設備の一部が壊れる被害がありました。
(玉岡克希記者)
「雷は直撃しませんでしたが、地下のケーブルなどを通して、この中の制御盤にダメージを与えたようです」

(矢野産業 日高栄利取締役)
「今回被害に遭ったのは太陽光発電システムの心臓部になるのですが、定期点検をしたときに、その辺が焼けてるということで落雷による影響だということで、ようやくわかった」

破損の時期は点検を行った数か月前の雷雨の日だと推測されていますが、その際、施設では、直接、落雷を確認していないため、離れた場所に落ちた雷が原因と考えられています。
(矢野産業 日高栄利取締役)
「(雷は)見えないところからやってきて、状況が把握できない状態での損傷があるものですから、これから(施設を)運転をしていく中でも、非常に損傷が大きくなっていくというところが非常に心配」

