テゲバジャーロ宮崎が悲願のJ2昇格を決めました。
プレーオフでの圧巻の4ゴール、そして、「宮崎の総力戦」で勝ち取ったJ2昇格。
クラブ創設から3982日、ついに新しい景色を目にすることができました。

14日のプレーオフ決勝戦で勝利を収め、J2昇格を決めた選手たちを代表して、ゲームキャプテンを務めた下川陽太選手、1ゴールを挙げたフォワードの松本ケン チザンガ選手、そして、プレーオフ2試合を無失点に抑えたゴールキーパーの岡本享也選手に話を聞きました。

「橋本選手がいなくても勝てることを証明しなきゃJ2には上がれない」

決勝の舞台となった鳥取市のアクシスバードスタジアムでの試合を前に、チームの得点源である橋本選手が体調不良で欠場。そんな中、ゲームキャプテンを務めた下川選手に、チームの状況について聞きました。

(下川陽太選手)
「ここまで橋本選手が苦しい時も点を取ってきてくれて、ここまで来れたというのは間違いないですけど、それでも、エースがいなくても僕たちは勝てるぞということを証明しなきゃJ2には上がれないと思っていました」


チームのエースが欠場という苦しい状況の中、選手たちはどのようなコミュニケーションを取っていたのでしょうか。

(下川陽太選手)
「個人的なやり取りではないですけど、試合会場に向かう前にチームのLINEに『申し訳ないです』と橋本選手からメッセージがありました。もちろん僕たちはけるきないですし、『橋本選手の分まで勝って帰ってくるよ』と伝えて、『体調ゆっくり直してね』と返しました」

結果、チームは4-0の圧勝。エース不在でも総力戦で勝利をつかみ取りました。