6月23日は太平洋戦争末期の沖縄戦で日本軍の組織的な戦闘が終結したとされる「沖縄慰霊の日」です。

戦時中、沖縄から疎開してきた人たちが多く移り住んだのが宮崎市の波島地区です。

今も、「リトル沖縄」と呼ばれるこの地に5歳で移り住んだ87歳の男性が当時の記憶、そして平和への思いを語ってくれました。

今でも沖縄にルーツを持つおよそ70世帯が暮らす

宮崎市の波島地区。
ここは太平洋戦争中に沖縄から疎開してきた人たちが多く移り住んだ地域で、今でも沖縄にルーツを持つおよそ70世帯が暮らしています。

「リトル沖縄」とも呼ばれる波島地区。
沖縄を代表するお菓子、サーターアンダギーを販売するお店もあります。


店主の金城君子さんは、戦後、沖縄から移住してきた男性と結婚しました。

(金城商店 金城君子さん)
「(夫は)仕事もないから、宮崎に沖縄の人がたくさんいるよってことで(来た)作った。子どものころ、おばあがあれ(サーターアンダギー)を食べて、おいしかったから作ってみようということで。練習して。始めはおいしくなかった。最近よ、おいしくなったの」