宮崎県内では大雨の影響により、9日夜に串間市で、11日未明には都城市でそれぞれ避難指示が発令されました。
「避難指示」というと、基本的に危険な場所からの避難を促す情報ですが、夜間に発令された場合、どう対応をすべきなのでしょうか。
(三輪洋平カメラマン)
「午後10時の串間市です。雷を伴った雨が降り続いています」
県内は、今週、各地で大雨となり、串間市は、9日、夜の時間帯の午後8時に避難指示を発令。
また、11日は、都城市が午前2時に一部地域を対象に避難指示を出しました。
都城市は、基本的に、避難指示は夜間を避けて、明るいうちに出すようにしていますが、今回は雨の量などが予想を超え、やむを得ず夜間の発令に踏み切ったということです。
(都城市危機管理課 藤原 修さん)
「われわれとしましても大変悩みました。がけ崩れ等が起こることが予想されたので、つとめて早く皆さまにリスクを認識していただきたい、かつ、少しでもそれぞれの場所でそれぞれの要領で安全を確保してもらいたいということで夜間の発表に踏み切りました」
速やかに危険な場所からの避難を促す「避難指示」の情報。
ただ、夜に大雨が降っている状態で移動するとかえって危険を伴う場合もあります。
(都城市危機管理課 藤原 修 さん)
「自分の置かれているリスクを考えていただいて、屋内安全確保か、近所の避難場所へ一時避難するのか、避難所へ向かうのか、さまざまなことを考えて想定して、われわれとしても一番安全な行動をお願いしたいと考えております。」
私たち情報を受け取る側も、自治体の情報にどんな意味があるのか正しく理解しておくことが重要です。
県内では、12日にかけて土砂災害に注意が必要です。