宮崎県延岡市の読谷山洋司市長は、病気を理由に今月末で辞職することを明らかにしました。
(延岡市 読谷山洋司市長)
「今月末日をもちまして、辞職をさせていただかざるを得ないと判断したところであります」
延岡市の読谷山市長は、2日朝、延岡市役所で会見を開き、病気を理由に、今月末で辞職することを明らかにしました。
読谷山市長は辞職の理由について「3月議会以降、咳が続くようになり、診察と検査を受けた結果、肺と膵臓に腫瘍が見つかった」と説明。
医師から「早めの治療に専念するように」と助言を受けたことや、公務に穴を開けてはいけないという思いから辞職の決断に至ったということです。
読谷山市長は延岡市出身の61歳で、2018年に延岡市長に初当選し、現在、2期目を務めています。
市長の任期は来年2月までですが、任期途中での辞職について、読谷山市長は
(延岡市 読谷山洋司市長)
「まだ、すべての公約を実現できていない、そのことを考えますと、大変申し訳なく考えているところであり、また、私自身大変無念であります」
読谷山市長は、2日、辞表を提出したということで、今後は政治の世界からも身を引くとしています。