最も糖度が高くなる早朝に収穫されたスイートコーンの「午後せり」が、宮崎市で26日から始まりました。

「午後せり」は、スイートコーンが最も糖度が高くなる早朝に収穫し、できるだけ早く消費者に提供しようと、毎年、この時期に宮崎市中央卸売市場で行われているものです。

26日から始まった午後せりでは、西都市を中心に26日午前3時から5時ごろに収穫されたスイートコーンが卸売業者によって次々に競り落とされていきました。

26日の午後せりでは、5200ケース、およそ35トンが出荷され、最も高いものは、1箱20本入りで2350円で競り落とされまた。

今年は、生育期の天候に恵まれたことから、実の入りがよく、出荷が多い品種の「ゴールドラッシュ」は、糖度16度から18度ほどに仕上がっているということです。

(宮崎中央青果野菜1部 冨高 正 部長)
「糖度も高く、実も大きいスイートコーンが出来上がっている。生でも食べられるくらい甘くておいしいスイートコーンなので、みんなで季節の味を楽しんでいただけたら」

スイートコーンは現在出荷のピークを迎えていて、午後せりは来月7日まで行われます。

【参考】
・生産は全国各地しているが、出荷は宮崎が一番早い
・鮮度が落ちると味も落ちるため、「午後せり」では生産者にとっても取り遅れがないよう場を提供している