ヒノヒカリと同じぐらい食味にも優れている

そこで期待が寄せられているのが「南海189号」です。

「南海189号」は、ヒノヒカリよりも暑さに強く、さらに、ヒノヒカリと同じぐらい食味にも優れています。

実際に試食した県総合農業試験場の三枝部長は・・・

(宮崎県総合農業試験場 三枝大樹部長)
「粒がヒノヒカリよりも若干大きいということで、噛んだときの粒の粒感が感じられるというところと、適度な弾力と粘りがあって、ヒノヒカリ並みにおいしい」

暑さに強い品種の開発に農家も期待を寄せています。

(宮崎市の稲作農家 南平幸宏さん)
「ここ2、3年私が作っているコメは1等米がなかなか出なくて、高温障害、乳白(白未熟粒)が発生しやすくなっている。コメ農家として1等米というお墨付きをもらえた方がやりがいがある」

関係者の期待が高まる南海189号。私たちの食卓に並ぶ日が楽しみです。