近年、夏の猛暑の影響で、コメの品質低下が問題となっています。
こうした中、宮崎県は、暑さに強い品種の開発を進め、この度、新しい品種の「南海189号」が、再来年から本格流通する見通しとなりました。
開発の背景を取材しました。
宮崎県が2011年から開発を進めてきた普通期米の品種

(宮崎県総合農業試験場 三枝大樹部長)
「こちらが早期栽培における南海189号になっております」
コメの新しい品種「南海189号」。
県が2011年から開発を進めてきた普通期米の品種で、再来年の本格流通に向けて、現在、県総合農業試験場の水田で栽培されています。
(宮崎県農産園芸課 宇藤山 浩 さん)
「近年、生育期間中の高温が原因で品質の低下がありますので、その品質低下に強い品種ということで、県総合農業試験場で品種を育種して、それを今後普及させていこうと思っております」


県産普通期米の主力、ヒノヒカリは、1989年に県総合農業試験場が開発し、今や全国で栽培されていますが、近年の夏の猛暑で、県内では品質低下が課題となっていました。
