新燃岳など火山に関するニュースで耳にする「火山性地震」と「火山性微動」について、その違いを整理しました。
どちらも火山活動に伴う震動で、火山そのもの、または、その周辺で発生しますが、発生のメカニズムや振動の継続時間が異なります。

まず、「火山性地震」は、地下でなんらかの破壊現象が起きて発生すると考えられています。
一方、「火山性微動」は、地下のマグマやガス、それに、熱水の移動などによって起こるとされていて、噴火に伴うものもあるとされています。
「火山性微動」は震動が「火山性地震」より長く、数十秒から数分、時には何時間も継続しますが、始まりと終わりがはっきりしないのが特徴です。