人工呼吸器など日常的に医療的ケアが必要な子ども「医療的ケア児」についてです。
医療的ケア児は全国に2万人、宮崎県内には180人いるとされています。
宮崎市に住む女性は、医療的ケアが必要な娘と暮らす母親です。
同じ立場の家族を支援していこうと、一般社団法人を立ち上げた女性に思いを聞きました。
突然ピアスを開けて帰ってきた娘の心の成長がうれしい
宮崎市高岡町に住む愛甲晃子さん。
(愛甲晃子さん)
「ピアスも知らない間に開けてきたり、『開けたい』とは言っていて、ある日突然開けて帰ってきた。心の成長はほかのお子さんと変わらないんだなと、すごくうれしいし」


愛甲さんの長女、花菜さん(20歳)は、生まれながらに筋力が低下する難病や呼吸障害があり、愛甲さんは20年間、娘をケアしてきました。


一般社団法人を設立 事業所ではデイサービスも
そうした中で愛甲さんに芽生えたのが「同じ立場の家族を手助けしたい」という思い。
愛甲さんは、今年6月、医療的ケア児とその家族を支援するための一般社団法人「RIPPLE(りっぷる)」を立ち上げました。

事業所は12月に完成する予定で、看護師や保育士が未就学児の発達支援や放課後のデイサービスを行うことにしています。
