法改正に伴う人員確保などの対応のため、外浦漁協が事業承継

もともと、民間事業者が2008年に「マリンビューワーなんごう」としてスタートした水中観光船。

多い年には年間およそ8000人の客が利用しましたが、コロナ禍や、2022年に発生した北海道・知床半島沖での観光船沈没事故をきっかけに、観光客が激減しました。

さらに、観光船の事故を受けた法改正に伴い、人員確保などの対応が必要になったことから、去年11月、外浦漁協が事業承継。

「マリンビューワーにちなん」として新たに船出しました。

県漁連によりますと、県内にある漁協で観光事業に着手するのは外浦漁協が初めてで、全国的にも珍しいということです。

(外浦漁業協同組合 小玉秀明組合長)
「漁協がこういう事業に参入していくのは、漁業が衰退化している状況がある。漁協で一般の企業と組んで事業をやって収益を上げているというのを、われわれ、一生懸命、頑張っているところ」